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第四章「慶尚南道」 キョンサンサムド





文字がおかしい。
実はこれ、ロシア語です。釜山のとある場所に治安が悪いとされる「ロシア街」が存在する。
観光のガイドブックにも載っていることもあるが危険なのでおススメしないと書いてある。我々が行った時はひっそりとしていて人通りも少なく、特に身の危険を感じることは無かった。日本で言う歌舞伎町のような場所でしょうか?確かに深夜この辺りを一人で歩いてたらタダでは済まなそうな雰囲気はあった。



上の写真は釜山駅とヨウンデ駅の写真であるが、さすがに立派な駅である。
日本にも同じような駅がありそうだが、あまりごちゃごちゃしていないので景観が良い。



釜山駅からはすぐに海に出ることが出来、砂浜が綺麗だったので少し歩いてみようと行ってみたらものすごい数の海鳥がいて圧倒された。
左の写真なんかはいいタイミングで撮影できたと思うが、これを撮った時はかなり怖かったと思う。鳥の群れが集団で向かってくるのは本当に恐怖を感じる。この大量発生の原因は子供たちが餌をまいていたことが原因だと思うが、子供達は怖くないのだろうか?



ここからは、あらかじめ日本でアポを取っていた現地の友人に案内してもらい市内観光へと向かった。
食事は当然のように激辛料理・・・・でもたまには甘いものも欲しくなるのでパフェも食べた。
右の写真は釜山市内の一枚ですがハングル文字と屋台を除けば日本にも有りそうな光景です。



お次はチャガルチ市場へ行ってみた。ここは釜山観光においてガイドブックでもよく取り上げられている市場である。
それにしてもこの場所は「臭い」
写真を見ればその理由も分かるかと思うがこのように鶏肉がそのままの状態で置かれている。衛生上の問題も有りそうだが大丈夫なんだろうか・・



お次は龍頭山公園。ここもガイドブックには必ず載っている場所であり、日本人観光客も多い。
釜山タワーとイ・スンシンの銅像が目立つ存在だが、このイ・スンシンという偉人は、豊臣秀吉が朝鮮に進軍した際に、自慢の朝鮮水軍を率いて日本の水軍を撃退したという功績を持つ。
それ故現在に至るまで韓国では英雄視されており、このように銅像となって今も日本の方角を向いて睨んでいる。
ちなみに上の右の銅像の写真はマウスカーソルを合わせると威厳たっぷりのイ・スンシンの顔をアップで見ることが出来ます。



龍頭山公園より釜山市内を見る。右の写真は釜山タワーよりの遠望。


それにしてもまるで東京湾のような船影の多さである。我々もこの日の夜はここのフェリー乗り場から済州島に向けて出発することになっている。


続いてはどこか寂しい雰囲気の遊園地です。名前は忘れてしまいましたが何気なく歩いてたらあったので入ってみた。
別による予定はなかったけど無料で入れるようだったのでちょっとお邪魔してきました。



特にこれと言って見るところもないが露店で怪しいおじさんが怪しいキャラクターグッズを販売していた。
「それパクリじゃないですか?」などと言わず写真だけ撮ってスルーしておきました。
「クレヨンしんちゃん」と「熊のプーさん」が見えると思うが、写真中央に横にかかっている部分に「たれぱんだ」?と思われるキャラもいた。



海に降りると桟橋から観光船が出ていたのでせっかくなので乗ってみました。
釜山は大都市であり、港湾都市でもある。しかしながら海がとても綺麗なため、日本の東京湾や伊勢湾などとは全然違う。この点は韓国を見習うべきだ。ともすれば中国や韓国は環境汚染に杜撰(ずさん)なイメージを持たれているがここのように日本よりも十分綺麗な海も存在する。



そして夜。釜山港から船に乗って我々は済州島へと旅立つ。
済州島は今回の旅の折り返し地点であり、ソウルを発ってから既に10日を経過していた。
そしてこの船内では、二人の韓国海軍の男と出会うことになる。
彼らは休暇をもらって済州島に観光に行くと言ったので話しているうちに同行させてもらうことにした。
海軍と聞いて日本人である我々にどうゆう感情を抱いたかは知らないが、敵対するような素振りは見えず、とても友好的に接してくれた。
我々日本人が二人で旅をしていると、たまに不遇な扱いを受けることも無いわけではない。
例えばタクシーに乗った際、わざと遠回りされて料金を多く払う羽目になったりすることもある。
あの時、タクシーの運転手は「日本人だから」このようなことをしたのか。それとも単に多く徴収したかったから「外国人だから」このようなことをしたのか。もし前者だとしたら戦後から続く「恨」の意識がそうさせたということになる。もしそうだとしたら非常に悲しい一件に遭遇したことになる。

次回は南国情緒あふれる済州島をご紹介します。
私の祖父は終戦時、この済州島にいたと聞いてます。ここに行く前に祖父から戦時中の韓国の話を聞いてきました。
そんな「個人的に」感慨深い地に、韓国海軍の二人とともにいざ!


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