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広島県





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広島県は中国・四国地方において最大規模の県であり、広島市は政令指定都市となっている。県の南部に世界遺産が二つもあり、年間を通して観光客が多い。
でも海側は結構渋滞するので余裕を持って旅行計画を立てたい。

まずは尾道(おのみち)から行こうと思います。

尾道と言えば尾道ラーメンを思い浮かべる方も多いと思う。実際私も尾道に来た時まずはラーメンが食いたいという衝動に駆られてしまった。
尾道ラーメンは魚のダシをベースにした醤油ラーメンで、豚の背油が入る場合もある。尾道ラーメンは90年代ごろからマスコミに取り上げられ現在ではかなり有名なご当地グルメになってきました。
食べた感想は・・・・普通。

さらにこの尾道はしまなみ海道の開通により四国の人たちからも身近な存在となりました、これで本州と四国は3つのルートで結ばれたことになります。

私の生まれたころは本州と四国は繋がっておりませんでしたが、瀬戸大橋で岡山と香川が繋がり、明石海峡大橋と鳴門大橋で兵庫県と徳島県が繋がり、そしてこのしまなみ海道で広島と愛媛が繋がりました。
しまなみ海道は道も綺麗で歩行者や自転車も通れます。まあ歩いて本州四国を往来する人はまずいないと思いますが鳴門大橋などの自動車専用の連絡橋よりはずっと身近な存在だと思われます。鳴門海峡は125CC以下の車両は通れません、スクーターやスーパーカブの人は注意。

また、しまなみ海道は色んな島を経由しているので途中で島に降りることもできる。殆ど一般人は降りないと思うがプチ秘境感を味わうことができる。
特に右の写真の廃道っぷりはなかなかのものです。ガードレールのサビが実にイイ(^^ゞ
ちなみにポルノグラフィティの出身地である因島(いんのしま)にも行けます。

また尾道に戻ってきました。なんだか遠くに来たという感じにさせる光景です。私の住む秦野には海が無いので真ん中の写真のような光景を見るとワクワクします(笑)

さて、尾道からは海沿いを通って呉市に移動しました。
呉市は「やすり」の生産量日本一の都市で広島県では3番目の人口を誇る。1位広島市 2位福山市 3位呉市

呉市のシンボルマーク(市旗)

また、天然の良港である地としても知られており、旧日本軍の海軍において戦艦大和というあまりにも有名な戦艦建造された工廠としても知られている。一時期は東洋一の軍港とも。



今ではこのように海上保安大学校という名で当時の面影を残している。
数年前に公開された海猿という映画は海上保安庁の全面的な協力のもと、この海上保安大学校を舞台として描かれているというトリビアもある。
夕暮れ時の瀬戸内海を左に見ながら次に辿り着いた地は広島市である。
もはや説明の必要もないと思うがここには日本国民が忘れてはならない歴史をそのままの形で残す世界遺産がある。



原爆ドーム





この画像を見て何を思うかは人それぞれです。この建物を見たことが無いという日本人はおそらくほとんどいないと思われる。

1945年に史上初めて使用された際の被害を今に残すこの建物は、今尚全世界に向けて核兵器の悲惨さを発信し続けている。
平和記念公園の一角にあるこの建物は内部が崩れかかっているために入れなくなっているが外から内部を覗くことができる。立派な建造物ですがこれは大正4年(1915年)に広島県物産棟列館として竣工し、後に広島県産業奨励館と名称が変更された。
全人類の平和を恒久に願うモニュメントとして1996年に満を持して世界遺産に登録された。


夜間だったため平和記念公園には入れませんでしたが公園内を散策し、いろいろと考えされられる時間を過ごした。
左の二つは私が撮影したものでやはりブレている。右の写真はもう一人の同行者ハナ坊氏が撮影したものでよく見ると心霊写真のような人影が見える。この正体は私ですのでご安心ください。



シリアスな雰囲気を払拭しようと路面電車に乗って中心街へ。せっかくなのでご当地名物「広島風お好み焼き」を食べてみた。その後は何故か3人で1000円分だけパチンコをして10分でスッカラカンになり、この地を後にした。


翌日は宮島に行こうとということで、夜のうちにフェリー乗り場まで行ってそこで寝ることにした。

しかしここで問題が発生。
宮島フェリーの駐車場に陣を張って眠りについたわけだがあまりにも暑くて
とても眠れない。すぐそばが海であるため生温かくベタベタした海風が心地
悪く、全然眠れない。
私のドーム型テントの上カバーを外して外から丸見えになってしまうのを覚
悟で寝てみたが余計暑くなってここで寝ることをあきらめた。右の写真は暑
くて眠れず不機嫌になってる私。ちょっともったいなかったが宮島はまた今
度ということにして安佐サービスエリアで寝ることにした。二人とも宮島に
行けなくてごめんよ〜


というわけで2年後に宮島にリベンジに来ました。

右の写真をよく見ると船にJRという字が見えます。これは後で知ったことですがJRが営業しているこの航路は「青春18きっぷ」で乗ることができる。テツには有名らしいです。
そのうち私も青春18きっぷを使って鉄道の旅がしてみたいと思ってますがなかなか踏み切れません。これをやったら晴れてテツの仲間入りか?別にテツと言われようが構わないが鉄道の旅は車での旅に比べて旅費が嵩むし車中泊やテント泊等ができないため宿泊代もかかる。さらに線路沿いしか移動ができないため行動制限がある。それでも鉄道でしか行けないところが多々あることは十分知っているので軽視できない。


さて、ここでいよいよ宮島に上陸です。ここも世界遺産であるため当然のことながら観光客が多い。車道の繋がっていない島ですが特に秘境とは関係ない島です。
中央の写真はもみじをあしらったものです、そう言えば広島のもみじ饅頭って有名でしたね・・・・・



それからここはやたら鹿がたくさん生息してます。完全に人間慣れしており距離感はゼロです。真ん中の写真など大あくびしてます。緊張感ゼロですね。ここは奈良公園か!?
奈良公園と違うのは鹿のフンがちゃんと掃除されており観光客に対する配慮がなされている点です。

この島に来る手段は船しかないと思ってましたがこのように水上バイクで渡ってきた方々に遭遇しました。そういないと思います、こうやって来るのは少数派でしょう。


本当に観光客が多いですね、ここは。この前で写真を撮ろうと思いましたが人が多すぎるので断念。
この宮島 厳島神社(いつくしまじんじゃ)は1996年の12月に先ほどの原爆ドームと同時に世界遺産に登録されました。ゆえに海外からの観光客も多かったです。

な、なんて大きさだ!

写真ではあまり伝わりにくいかもしれませんが近くで見るとすごい迫力です。
幸いこの時間は干潮だったようで鳥居のすぐ近くまで寄ることができました、時間差で海水が満ち足り引いてりするので事前に見たい景色によって満潮・干潮の時刻を調べておくといいかもです。



満潮時はここは海水に満たされており、後ろに見える建物からしか鳥居を拝むことはできません。



こんなふうに満潮と干潮の差で何かが変わるというのは今までにない経験だったのでとても新鮮でした。自然の力恐るべし。


それえではいよいよ本堂に入ります。その創建は6〜7世紀とも言われかなりの歴史ある建造物のようです。ただ、台風で壊れたりしてその都度改修工事をしているので当時のまま残っている部分はあるのでしょうか?
御払いをしてからの参拝ということで自分自身を御払いしてみました。

これで私の邪念も祓えたでしょうか?
内部は思った以上に色鮮やかであり朱色に染まる拝殿は荘厳な雰囲気を醸し出してます。

↑赤と緑のコントラストが美しい一枚。なんだか日本的な光景です。ちなみにふと海の方を見ると海水がいつの間にか押し寄せてきました。さっきのように下に降りることはもう出来ません。我々は運が良かったようです。


ところでこの橋、どうやって渡るんでしょうか?
一見なんの変哲もないアーチ橋ですが左の写真には私の右手が水平に写っており、傾斜がよく分かると思います。真ん中の写真は根元部分の最大傾斜。これは助走をつけないと超えられないと思われる。
右の写真は正面から見た図。なんだかこんなアトラクションをどこかで見た気がする。SASUKEか?



宮島から船に乗り戻ってきた我々は友人の強い勧めで近くにある「あなごめし うえの」に立ち寄った。とにかく寄って食べてみてくれとのことだったので注文してみると30分くらい待たされる羽目に (-_-;)うぬぅ
そうして手に入れたアナゴ飯は格別のおいしさ! 
あれだけ強く勧めるのが分かる気がする。

それもそのはず、この店は明治34年の創業から百年以上たった今もお客さんに愛されながら営業を続けている。
http://restaurant.gourmet.yahoo.co.jp/0005726429/
ただし、かなり高額なのでお財布と相談してから買いましょう。個人的には値段に見合う経験をさせてもらいました。実は味以外にも楽しませてくれるんです、この店は。


こんな風に店の中の一部を一般開放しておりレトロな雰囲気が楽しめるようになっている。
ここに紹介した写真はほんの一部。他の写真もたくさんあるけど私以外の人物の顔がアップで映ってたりして掲載できません(^^ゞ



宮島へのフェリー乗り場の近くには競艇場がある。チケットを買って中に入らなくても外から丸見えなので少し観覧しましたがなかなかの迫力。船なのにいったい何キロ出てるんだろう?船だと〜ノットというほうが適当か?

腹も満たされたところで海の観光地から一気に山の観光地へ移動します・・・・・

途中残念な車を発見。ベッコリいっちゃってますね、かわいそうだ。修理費いくらかかるんだろう?車両保険入ってるのか?
そんなことを考えながら名勝:三段峡を目指します。

高速を降りて山道を走ること1時間。ちょうど疲れて休憩したいと思ったら到着しました。

海の名勝とまた違った趣があります。三段峡は軽装でも散策できるように遊歩道が整備されており誰でもそこそこの体力があれば奥まで行くことができます。本当に奥まで行く気がある人はお金も用意しておきましょう。
途中渡し船に乗らないと先に進めないところがあります。



この三段峡は現在は車でしか来ることができませんが2003年11月30日までは鉄道で来ることもできました。
前はJR可部線がこの地まで伸びてましたが採算が合わないことを理由に廃線になってしまいもう二度と電車でくることができなくなりました。私のように首都圏に住んでいる者にとっては鉄道が廃線になるということがあまりピンと来ないかもしれませんが、地方のローカル線は毎年たくさんの鉄道が廃線になっている。

 

滝や淵、奇岩など見どころが続きます



そして3キロくらい歩いたところに突如開けた場所に出る。

こここそが「七景」の一つ 黒淵 です。
ここから先は船に乗って・・・・と思ったら既に時間は夕方。渡し船の営業時間は終ってました。

午後五時営業終了ですが→現在時刻は午後五時25分、無念の引き返しです。

しょうがないのでこの淵の向こうはいずれリベンジしたいと思います。一応右の写真のように歩いて迂回できないこともなさそうですが辞めておきました。↑軽装だしちょっとヤバそう(;一_一)
なお、樽床ダムよりさらに奥地に進むと奥三段峡という、本当の意味での秘境に行く道が開ける。その先は噂では遊歩道などは整備されておらず本格的なトレッキング装備が無いと踏み込めない領域なんだとか。
興味があったので奥三段峡をググってみたら出てきた出てきた。遡行というか沢登りに近い感じです。


さて、とある道の駅で一泊した後、今度は県東部の世羅町を周ります。世羅は尾道に近いですが内陸の山合いな地形が特徴的な場所です。


「夢の吊り橋」という橋がある。これは以前「何コレ珍百景」という番組で紹介されたこともある橋で、構造的に、いや、見た目的に「大丈夫なのか?」と心配になる橋である。
心配と言ってもボロボロの吊り橋というわけではなく、写真のように平成8年に架けられた比較的最近の吊り橋なのである。
百聞は一見にしかず。まずはご覧いただきたい。

普通の橋とは違うことがお分かりいただけただろうか。
普通、橋は橋脚と呼ばれる「足」にあたる部分で橋梁(上の部分)の荷重を支えている。高速道路の橋脚等はは綺麗に等間隔に並んでいると思う。しかしこの橋は橋脚が一つも見ることができない。
向こう岸までかなりの距離があると思うが(147メートル)その間、支えるものは何もない。しかも橋の中央が凹むように湾曲しており余計に恐怖感を煽っている。

橋自体には特に何も装飾はなく、極めてシンプルなデザインであるが、夢の吊り橋という名称ながら、吊り橋だというのに吊り橋の定義に収まらない。
吊り橋は基本的には2本の主塔があり、そこからケーブルによる張力によって桁の部分を支える構造を言う。
なのでこの橋はそういう意味ではどのカテゴリーに属する橋なのか非常に悩むところです。見た目的には純粋な桁橋と言えるかもしれない。ただ、橋の構造は以下の看板を参照して考察したい。

あまりマニアックな橋話をするべきでないと思うがこの夢の吊り橋は建築学上文化遺産に指定してもいいくらい考えられた橋じゃないかと思う。
日本は他国に比べ地震が多いことで知られ、河川は急流であることが多いため橋を建設する時は桁にかかる荷重や水流・地盤・耐震・防風対策等を考慮して設計されている。この立地だとダムという性格上それほどの水流が考慮しなくてもいいかもしれないが遮蔽物が少ないため風による影響が多そうだ。それに雨量や貯水により頻繁に地盤の強度が変わるとこ、地震に対する免震対策等は少なくとも考慮しなくてはならない。それなのにこの距離(147メートル)を橋脚なしで渡してしまうという構想は安全対策に過敏は日本においては希少な存在だと言える。

ちなみにこれは斜張橋といって吊り橋の構造とよく似ているが、主塔から斜めに伸びた鋼鉄製のケーブルが桁にかかる荷重を主塔へ受け持たせる構造。


話が逸れてしまったがお次は花がメインとなります。

香山ラベンダーの丘。
花を語るようなガラでもないですがいい写真が撮れそうで期待して到着。車を停め、受付を済ませると巨大な花時計が出迎えてくれた。花の香りもいい雰囲気を盛り上げてくれます。


まずは腹ごしらえをすることにした。ハーブカレーなるものがあったが普通の野菜カレーのようだった。でもこうゆうところで食べるとなんでもおいしいです。


これで快晴であればもっと綺麗に撮れていたと思われる。運悪くこの日は曇り。左の写真はマウスオーバーで少し変わります。
花に関してほぼ知識はゼロなのでここからは写真を中心にお楽しみください。

北海道の富良野や美瑛程ではありませんがここも十分広いです。そんなに混雑もしてないのでプライベート感が漂います。

ラベンダーもありましたがどうやら時期がまだ早い様子。

花畑を後にしてここからは尾道に向かいます。冒頭の尾道とはまた別です。


ちなみに世羅から尾道に向かう途中、この犬に癒されてました。これで白い犬だったらソフトバンクのお父さん犬みたいです。



この「味平」という店は少し有名な店のようです、ツーリングマップルにも載っており確かにお客さんも多かった。尾道ラーメンと言えど店が違うと味も違う。それでも魚介系濃厚醤油ラーメンという括りは変わりはない。


尾道の隣に福山市という広島県第2の都市がある、本編とはあまり関係ないかもしれませんがこの福山氏は私の中で「燃費最高記録樹立の町」という思い出があるので少し紹介したい。

旅に出る際、燃費に関して気にしていることがある。自分の車は4年前くらいからトヨタのVOXYですが普段街乗りをしている時は満タンに入れてから450キロくらい走行できる。リッター8キロくらいか。
燃費の良悪は以下のような要素が複雑に絡んでくるがこれを意識することによって信じられない数値を叩き出すことも可能である。

燃費向上には以下の6つの点を留意

1:エンジンの回転数を意識
2:なるべく一定の速度で走行する
3:当然だがレギュラーよりハイオクの方が燃費が良くなる
4:タイヤの空気圧・溝により燃費も変化
5:エンジンオイルは新しいほど燃費がいい、オイルエレメントも長距離を走行する前は替えたほうがいい。
6:エアコンは極力使わない。ただし窓を開けていると空気抵抗の問題が発生し燃費が少し悪くなる。

他にも色々あると思いますが私が燃費の記録に挑戦する際に気にしていることはこのくらいです。さらに私の車の場合は4駆と2駆を切り替えることができますが普段は2駆に固定して走行しています。4駆モードにするのは雪道や山道の時だけです。
あとは一般道より高速道路を走る方が燃費が格段に良くなり、高速代をケチって一般道で目的地に行くよりも高速を使った方が高速料金を考えても安上がりになることがあります。

例えば秦野から福山に行く場合。
高速→ 秦野中井ICから東名高速道路に乗り伊勢湾自動車道を通り新名阪・中国道・山陽道で福山に行けます。2010年6月現在高速上限1000円である為秦野から大阪の大都市近郊区間までは1000円で大阪圏の大都市近郊区間は数百円。さらにそこからまた1000円かかるので2000〜3000円の高速料金で広島県福山市まで行くことができる。距離は約700キロ。ノンストップで約9時間ほどだと思う。
一般道→秦野から国道246号線で沼津へ行き1号線でひたすら大阪まで。そこから国道2号線で山陽の瀬戸内海沿いを走行して福山に至る。経験上休憩時間を加味せず考えると20時間くらいはかかると思われる。



ただし一般道で20時間無給油で走ることは不可能である。秦野で満タン状態で出発しても一般道だとおそらく大阪あたりで給油する必要がある。
下の写真を見ていただきたいがこれは秦野から広島まで高速道路のみで走行し本当にカタログ通りの燃費を実現させた成功例である。

燃費最高記録達成の瞬間

正直最後の方はいつガス欠になるかとビクビクして運転してましたが自分の中では満タン状態から700キロも走ったのは日産マーチに乗っていて北海道を旅した時以来です。
ちなみにトヨタVOXY Type Z 4駆 2005年式のカタログ燃費値はリッター12キロ。 ガソリンタンクは60リッターなのでほぼカタログ値とイコールです。ちょっと、いや、かなり感動した瞬間でした。
ようやくガソリンを入れて安堵の中撮影。福山サービスエリアにて。

もうすでに走行距離が65000キロもいってしまっているので新車の状態ならさらに上を目指すことも可能だったかもしれない。


それでは本編に戻ります。
突然ですがこの駅を知ってますか?

潮と書いて「うしお」と読みます。たぶんこのサイトを見ている殆どの方は知らないと思われるこの秘境駅ですが、雰囲気がとてもよかったので掲載してみることにしました。
神奈川に住んでる人にはピンとこないかもしれませんが三江線は無人駅が多い路線です。当然このウシオ駅も無人駅。切符売り場や改札など無く、直接ホームに上がるタイプの駅です。ダイヤの薄さもなかなかのものです。

どうでしょう?この雰囲気。飯田線もそうですがこの三江線も線路と平行して大河があるのもポイントが高い。飯田線は天竜川ですがこちらは江の川。
周囲に人家があるので厳密には秘境駅ではありませんが、ホームに立った者だけが味わえる「何か」がある気がします。

駅周辺を散策すると、線路の下を通って川に出れる道を発見した。内部には小型のボートが置いてあり、どんな用途でここに置いてあるのかが気になった(長い間使われてないようにも見えたが)
しかし江の川を至近距離で見るとなかなか迫力がある。真ん中の写真は少し身を乗り出して撮影したものですが、結構恐怖を感じました。いきなり深くなっているようで、おそらく相当な水深だと感じ取れました。
海と違い淡水である江の川は塩分ZEROなので浮力もありません。落ちたら沈みます。怖ェ〜


JR潮駅に続いて道の駅「グリーンロード大和」です。ここからも江の川を間近で見ることができますが先ほどよりも上流にあたるため水量も少なく、だんだん大河というイメージではなくなってきています。
少し感覚がおかしくなりますがこの川は北に向かって流れており日本海へと注いでいます。自分の住んでいる川はみんな基本的に南の海へ流れ出ることになっており、分水嶺が違うだけでなんだか錯覚してしまう。
日本で言う「中央分水嶺」とは、それを境に太平洋側に流れるか日本海側に流れるかが決まるラインです。


左の写真は江の川沿いの旧国道です。新しい国道は左にそれて長大なトンネルでこのエリアをスルーしているが、旧道をあえて通ってしまうのはそこに威力的な遺構を発見できないかという期待から来ている。
廃道・廃線・廃橋・廃隧道などを好む私は、通行止めになっていない旧線をよく利用する。こうゆう道を通るといろんな発見ができることが少なくない。その一つが右の写真。これは三江線の鉄橋であり橋のカテゴリーで言うとトラス橋にあたると思う。
ただ、この橋は上部に線路が走っているほか下段にも車道だか鉄道が走っているようにも見える。向こう岸には2つのトンネルが目視できる。この場合はトラス橋の中でもワーレントラスの変形版とでも言ったらいいのか。よくわかりません。
ちなみに江の川の読み方は「えのかわ」「ごうのかわ」「ごうがわ」とエリアによってまちまちであり、島根県民は「ごうがわ」と呼んでいるようです。



死亡事故ゼロというのはすごいかもしれない。よく交番に事故件数とか負傷者・死亡者が書いてあるプレートがぶら下がっていますが毎日どこかしらで事故ってるようなきがします。
右の写真は名前は忘れましたが江の川から少し入ったところにあった滝です。車ですぐ行けるかな〜なんて簡単に思ってたらこの場所から歩いて行くのだと知り断念しました。


ちなみにこの国道はご覧の通りものすごく狭くなる区間があります。大型車通行困難というか通行止めにした方がいいのでは?


激狭国道を抜けるとようやく三次(みよし)市に到着。今までの田舎色が段々都市色に変わっていきます。最近出来たばかりっぽい道の駅「湖畔の里 福富」に寄ってみました。


なかなか素晴らしい景観です。まん中の写真はよく見ると椅子が彫刻になってます。このダムもまた最近出来たらしく、真新しい遊歩道などが整備されていてこの道の駅だけで観光地を兼ね備えているかのようでした。
最近はなんだか道の駅を始めパーキングエリア・サービスエリアも休憩所の域を超えてきている気がします。それぞれの地域の特徴を生かした特産品の展示販売や観光案内など、地元密着型設備と化している。
これにより実際に休憩で立ち寄ると実際にその地に行ってその地のことを知ったかのような錯覚に陥る。お金のない若い学生カップル等はドライブは道の駅めぐりとかどうでしょう?

そして若いカップルに是非行ってみてほしい珍スポットをご紹介します。
その名も「伴天連(ばてれん)」




伴天連というのは喫茶店の名前です。でもただの喫茶店ではありません。写真をご覧いただけると分かる通りまるでお化け屋敷のよう。

ここはネット検索すると結構地元では有名な珍スポットのようです、文章で説明するよりも実際に目で見た方が早いです。ただし、心臓の弱い方、妊娠されている方、気の弱い方、お化け屋敷が苦手な方は来ない方がいいです。
実際店に入るまでにこんな怪しげな雰囲気に歓迎されているわけで、店内は一体どんなもんだろうという「怖さ」が沸きあがってくる。店に入るまでいろいろな仕掛けがあって楽しませてくれるわけですがここではあまり触れないことにします。
それではいざ、入店。


※これより先 閲覧注意










店内は基本的に照明等が存在せず、上の画像もフラッシュをたいて殺意したものなのでデジカメの画像を確認して初めて何を撮ったのかハッキリ分かる状態です。とにかく暗いので足元を探りながら奥へと進みます。

予想通り店内も凄まじいです。店主は顔はよく見えませんでしたが一応普通の人っぽくて少し安心しました。

古今東西の怪しげなものが集約されており、よく見ると卑猥なものもけっこう置いてあります。恐怖・狂乱・エロス・絶望・欲望・暗闇がテーマといった感じ。

一応中央の写真がメニューですが全て500円で統一されております。なんでも会計がラクだからという理由らしい。

不気味な音楽が流れる店内でコーヒーを飲んでいると、いきなり大きな音が鳴って心臓が止まりそうなくらいビックリしました・・・・連れの男が音に驚いて思いっきりコーヒーをこぼしました。私は何とか大丈夫でした。本当にはじめて行った人は気が抜けないと思いますよ。帰りがけもビックリすることがありまして・・・・・

広島県東広島市、伴天連は一見の価値ありです。




府中焼き

ところ変わってここは広島県府中市にある「さち」というお店。ここは地元民に大人気で予約しておかないと食べられない程の人気店。
我々も2時間くらい前に電話をして予約しておいた。
味はなかなかのもので、これは確かに人気店だけあっておいしい。また食べたくなる味だ。
ちなみにこの店の駐車場はお隣にあるお寺の境内の中に停めるというかなり変わった駐車場。はじめてくる人は戸惑うかもしれないが、私の場合はガジロー氏の紹介だったので何事も無く迷わなかった。





これで広島編のシメとなりますが、なかなかボリューム盛りだくさんのレポだったと思います。広島を拠点にして東西南北と周るのも面白いかもしれません。車でも電車でもさほど不便ではないのが広島のいいところでもあります。
また、都会と田舎・海と山・文化遺産・世界遺産・自然遺産・景勝地など一通りの楽しみ方ができるので是非オススメです。