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新潟県





新潟県は5番目に大きな都道府県であり、全国的に見ても有数の豪雪地帯である。そのためスキー場の数が多く、当然私も何度も足を運んでいる。
また、米どころなので地酒の数も豊富で新発田のほうでは酒造を見学させていただいたことがあります(私は全然飲めない人間ですが・・・・)

近年は新潟県もだいぶ交通網が発達してきました、北陸自動車道・上信越自動車道(長野道)・関越自動車道と3種の高速道路が延びておりさらに山形県の酒田のほうに通じる新しい日本海沿岸の高速道路も建設中である。
鉄路を見ても上越新幹線とは別に北陸新幹線の開通に向けての動きも見られる。
これだけ細長い新潟県ですがどこへ行くにもさほど不便を感じないところが新潟県のいいところ。
でも冬の新潟県はスタッドレスタイヤを装着していないと近づくことすらできないこともあるので注意が必要です。


親不知

最初の写真は天下の険、親不知の紹介です。今はこの場所は道の駅が置かれウミガメが名物となってますが、昔はこの地を通りぬけることは命がけだったということを忘れてはならない。
新潟県の地形図を見てみるとちょうど富山県との県境付近が断崖になっているのが見て取れる(等高線間隔が極端に狭い)
これは実は飛騨山脈の延長であり、その山脈がそのまま海に向かって沈んでいる感じです。

また、この近くを流れる糸魚川(姫川だったかも)はプレートの境界にあたるためフォッサマグナと呼ばれている。地球の構造的にこの地は地殻変動が大変活発であり、地震も火山も温泉もたくさんあります。地殻変動が激しいということは頻繁な崖崩れに見舞われる運命にあるということになります。古くからこのエリアを通るためには相当な覚悟が必要だったようです。崖から転落死したり大波にさらわれたり強風で荷物が飛ばされたりして昔の人はこの場所を「難所」と言っていたようです。


続いて越後湯沢にある苗場の紹介に移ります


このエリアは何と言っても苗場スキー場で有名。ここはアーティストによるカウントダウンライブが行われたり日本最長のスキー場ゴンドラ「ドラゴンドラ」があったりして誰でも名前くらいは聞いたがあると思う。
ただ、このエリアもまた特別豪雪地帯であるため相当な積雪量があり、国から指定されている「豪雪地帯」にある自治体は財政面でも特別な優遇措置が施されている(主に除雪作業費やスノーシェッドの建設などに使われる予算)

滑り終わって駐車場に戻るとこんな感じに・・・・・↓

また、当然のことながらスキー場に行った時はいつもみたいにテント泊はしません。
寒さもそうですが寝ている間に雪でテントが押しつぶされそのまま窒息死したり圧死したりする危険性をはらんでいるので・・・・・
豪雪地帯で車中泊はしたことがありますが、車のエンジンを切って30分くらいすると車内にまで極寒の世界が広がり通常の寝袋ではとても対応できる寒さではなく、ちゃんとした冬山登山用の寝袋が必須です。だからと言ってエンジンをかけっぱなしで寝るのはマナー違反であるうえ一晩中かけているとガソリンもだいぶ消費するし近隣への騒音問題やエコ的な観点から見ても問題があるのでそれは論外。

苗場プリンス

ゲレンデ自体もBIGだが目の前にあるプリンスホテルも巨大です。何か忘れものをしてもここに入れば何でもそろうしアフタースキーもここで楽しめます。高いからここに泊ったことはありませんが(笑)



新潟県を語る上でやはり「雪」は切っても切れないようです・
トンネルを抜けるとそこは雪国でした という川端康成の小説にもあるように、関越トンネル(昔は清水トンネルと言った)を抜けると別世界が広がります。
また、湯沢、六日町、小出あたりまではスキー場の宝庫、冬になるとスキー板を積んだ若者の車で賑やかになります。




新潟県と言えばテレビからもいろんなニュースが聞こえてきます。
数年前に中越地方を襲った大地震はまだ記憶に新しく、震源地の小千谷(おじや)地方では養殖用の鯉がだいぶ流されてしまって大きな損害を被ったのだとか。
新潟港には北朝鮮からの貨物船「マンギョンボン号」が入港していたが、経済制裁のために入港禁止にしたとか。
佐渡島には特別天然記念物のトキが生息していたが先日野生のアライグマ?によって殺されてしまった。

こうして振り返ってみるとあまり明るいニュースが少ないですね。

続いて夏場に新潟を訪れたときの様子を少し。



この長岡駅は新幹線も停まるなかなか大きな駅で、このあたりの町の中心地になります。とくに用事があったわけではありませんが何となく駅を撮ってみました。
右の写真は確か柏崎あたりの海岸沿いの道で見つけたものと思われます。それにしてもこの「恋人岬」という名称の岬は全国にいくつかあるようです、少なくとも能登半島の恋人岬は行ったことがあります。



この写真は酒蔵を見学させてもらった時の写真。私自身酒は弱いですがせっかくのコメドコロ新潟に来たというわけでお酒についていろいろ学びました。そういえばこのあたりの地酒「謙信〜」という酒を飲んで倒れたことがありました、苦い思い出です。


私の住む秦野からのアクセスは場所によっては何通りか行き方があります。高速を使うのであれば東名→首都高→関越で向かうのが一般的です。
でも上の写真の時は高速を使わずあえて下道で向かいました。秦野から246号線→厚木から129号線→橋本から16号線→入間から4XX線→熊谷から17号線というルートになります。
最近はバイパスなども整備されており夜間走行であればそれほど混雑することなく現地に向かうことができると思います。

新潟市のB級グルメ

この写真は新潟市内のMIKAZUKIという店をもとに県内で食べられている「イタリアン」というB級グルメです。
新潟県民は県外に出て初めてイタリアンという食べ物が新潟県独自のものだと気づくほど地域密着型の硬派なB級グルメなのです。
こうゆう旅を続けているとやはり食事はその場所の特産品を使った料理や、地元ならではの有名なものが食べたくなります。特に最近はB級グルメを特集にしたTV番組や雑誌などが刊行されているので事前に簡単に情報を得ることができます。中には食事をメインに旅をしている方もいると思います。
私の地元では厚木のシロコロホルモンが有名です、厚木市も市をあげてこのブームに乗ろうという感じで頑張ってます。あとは神奈川だと横須賀の海軍カレーや横浜の崎陽軒のシウマイ、海老名サービスエリアのメロンパンなどが有名です。



新潟県の西部に糸魚川市という地域がある。
ここはフォッサマグナの帯域に位置し、地盤がとても脆いため古くから道路は崩落し、鉄道の線形も少しずつ変えられてきた。
糸魚川市姫川流域

この姫川は翡翠(ヒスイ)が取れることで有名で、川だけではなく日本海の河口部分でも取ることが出来る。
道の駅:親不知にはヒスイがたくさん展示してあるので寄ることがあれば是非見ていただきたい。


そしてこれらの写真は皆使われなくなったロックシェード。みんな崖の崩落で使い物にならなくなっている。
真ん中の写真など道の駅の駐車場から普通に撮影したものです。身近に感じます。長野県の小谷村と新潟県の糸魚川市を結ぶ国道沿いにはこのような廃遺構がたくさん見られます。


この写真なども崖の中腹に道らしきものが見える。こんなところに道をつくならければならなかったのはこの部分が渓谷となっており、姫川のどちらの岸辺もこのような断崖なのである。
しかし、昔からこの道は「塩の道」として街道としての扱いを受けており、日本海で取れた塩を内陸部に運ぶための陸路として栄えていた。
因みにこの「塩の道」の終点として長野県に塩尻という地名で残っている。

糸魚川市はなかなか見所も多く、今度いろいろ周ってみたいと思う。



左の写真は長い長い山道を越えてようやくたどり着いた日本海の写真です。長野の白馬から新潟の糸魚川に抜けた国道8号線の交差点です。
右の写真は糸魚川から上越方面に走っている時に見つけた大規模な法面施工の図。


それと、これは鉄道遺構でしょうか。
国道8号線沿いを上越方面に向かう途中に遊歩道となっているこのような道がありますが、トンネルの形状や道幅などを見るとどう見ても鉄道のものだと思われる。北陸本線の旧線なのかもしれない。



新潟県はスキー/スノボ旅行でかなり行くことが多い件ですが、冬の時期と夏の時期では景色が全然違います。
国内屈指の豪雪地帯なので冬は一面が真っ白ですが、雪のない時期に同じところに行ってみるとまた別の印象を受けると思います。
左の写真は新新バイパスと言って新潟市と新発田(しばた)市を結ぶバイパスですが、現在は日本海東北自動車道として村上市まで延伸されている(2014/3現在)
そして山形県側でも同じく日本海東北自動車道として鶴岡市までバイパスが伸びており、山形自動車道と繋がっている。
昔は新潟から山形までの日本海側区間は笹川流れや栗島を見ながら頑張って北上したものですが、もうじきすべて高速道路がつながって気軽に山形や秋田まで行けるようになりそうです。


高速道路が繋がっていくのは嬉しいですが、高速道路網の整備により地方の魅力的な点がスルーされていってしまい、レジャーや観光で県外の人が訪れる機会はさらに減っていき、地域格差は止まらなくなることが予想されます。
北陸新幹線もじきに金沢のほうまでつながるようですが、時には途中下車してマイナーな町を回ってみたり高速は使わないで国道・県道を辿るような旅をしてみるのも面白いと思います。
むしろその方がその土地の人々の暮らしぶりが分かったりして楽しい経験ができるかも?



新潟は佐渡がまだ行ったことがないので今後は佐渡への渡島も視野に入れていきたいと思います。

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