Travel Maker  栃木県レポート

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栃木県といえば世界遺産の日光の社寺が有名ですが、最近では宇都宮の餃子が有名になってきたり、わたらせ渓谷鐡道が脚光を浴び足尾銅山の見学に訪れる人も増えているのだとか。

都心から東北道を使えば2時間くらいで宇都宮まで行けるので気分的に近場なイメージがあります。
それではまずはメジャーなところからの紹介です。



東武ワールドスクエア


このホームページをご覧になっている方の中にも行ったことのある方が多いかと思います。
鬼怒川温泉郷の外れにあり、日光江戸村とセットで楽しむ人も多いと思う。


ここの展示物は、世界中の世界遺産や著名な建築物を25分の1のサイズで精巧に再現している。
上の写真は左から国会議事堂・東京駅・東京スカイツリーですが、それぞれの建造物が作られた背景や歴史などの説明書きがあり私としても大変興味深かった。


ただ展示してあるだけであればそれだけだが、この東武ワールドスクエアでは細部に至るまで手を抜かない完成度が本当に見事である。
この写真は東京駅のプラットホームがリアルに作りこまれており、東北新幹線などは実際に走っている。
右の写真はスカイツリーの御膝元であるソラマチですが、ここの人形1つ1つがすべて違う服装・表情をしており相当な苦労をかけて製作したのだということが想像できる。


展示物もすごいが、このようにお子様連れでも不自由しないこういった設備が本当に助かる。
以前の私であればこうゆうのはスルーしていたが、子供が生まれた今、まさにこういったスペースを実際に有効活用させていただいている。


本題に戻るが、この迎賓館の写真を見てほしい。ミニチュアだと分かっているが、右の写真のように地面にカメラを置いて撮影してみるとまるで本物の「門」の用に見えてしまう。これだけ寄ってもまるで本物のように見えるのはそれだけ精巧に作られている証拠だと思う。


ニューヨークの街並みやピラミッド・アテネの神殿の写真。
とてもじゃないが全て紹介することはできないので、あとは自身の目で確かめてほしい。

東武ワールドスクエアは入園料2500円(大人1名)の他に車で来ると駐車料金が普通車で500円かかります。
また、オプションとしてガイドツアー(無料)や、双眼鏡のレンタルなども用意されている。
四季によっていろいろなイベントが催されており、特に冬のイルミネーションの期間は1500円で入園できる。
電車の方でもアクセスが良く、浅草駅から特急スペーシアで2時間で鬼怒川温泉駅についてしまう。
ちなみに鬼怒川温泉駅からは東武ワールドスクエアまでバスで5分程度なので、歩いていくことも不可能ではない。




足尾駅

お次はちょっとマイナーな場所の紹介です。

名前くらいは聞いたことがあるかと思います、足尾銅山・渡良瀬川・田中正造などのキーワードでピンとくる人もいると思う。
上の写真だけ見るとまるで廃駅のようですが、この足尾駅はいまでも現役の駅です。


しかしやたら広い駅である。駅舎は普通ですが、線路はかなり山がわのほうまで続いており、往年の栄華を伺わせるには十分な光景だと思う。
栄枯盛衰を如実に表わすこんな光景を目の当たりにし、私は思わずこの場所にはかつていろいろな人間が様々な事情を抱えながら電車を下りたんだと思いを馳せてみる。


線路の間に木がはえていて完全に使えなくなっているのが分かる。
おそらく昔は、ここに銅山で採れた銅を満載した貨物列車が停まっていたんだと思う。往時の光景を連想させるが、閉山された今は全く使い道はない。戦時中であれば鉄は貴重だったので不要な線路は全て撤去されていただろう。


たまたま列車が来たのですかさず撮り鉄モードへ。
架線がないので当然ディーゼル列車となる。エンジン音もバスと何ら変わらない。

足尾駅をざっと紹介させていただいたが、実はこの駅、JR北海道が運行実験を行っているDMV(電車とバスが融合したような乗り物)が実用化された場合に当駅から日光駅まで延伸する可能性もあるようです。
赤字路線が次々に廃線となっている昨今では大変珍しいことであり、この渡良瀬渓谷鐡道も実際には近年沿線の景色の良さや都心から比較的近いローカル線として徐々に観光客を増やしている。
可能性は低いかもしれないが、もし日光駅まで延伸した場合は桐生や前橋・高崎からのアクセスは格段に改善される。

また、この辺りは昔森林鉄道も敷設されていたようで、時代の変遷と反比例して今では人の気配がほとんど消えてしまっている。やはり、足尾銅山鉱毒事件とその沈静化に伴う負の歴史が、この地に住む住人にとっては拭い去れない記憶であるとともに、公害地域として全国区で有名になってしまったからなのかもしれない。


その「負の歴史」を少しだけ下記にひも解いてみたのでご覧いただければ幸いです。

渡良瀬川遊水地


昔から渡良瀬川流域は大雨が降るとよく洪水に見舞われてました、遊水地はその洪水を治水する為に計画された・・・・・
実はこの説には裏がある、表向きには関東平野の治水の為となってはいるが本当の目的は1900年初頭に谷中村に住んでいた田中正造によって表面化した「足尾銅山鉱毒事件」の浄化の為だと言われている。
上流から流出した銅を含む河川水は、農作物に深刻な被害を抑える為、この地に遊水地を建設したのである。
見た目は巨大な湖にしか見えないがこの地はれっきとした人造湖なのである。

実はこの遊水地について調べれば調べるほど新たな事実が湧き上がってくる。
私が子供の頃に国語の教科書に足尾銅山鉱毒事件の事が取り上げられ、田中正造というこの地を救った人物が人物がいたことは覚えていた。あれから時がたち、地図を眺めていてどうしても気になったので行ってみたわけです。ここには100年以上前には谷中村という足尾銅山の鉱毒に反発していた村があった。当時、国は強制的にこの村を廃村にしてそのままその地に遊水地を作った。最後まで反対していた一部の村民はまだ住んでいる状態の家を国によって強制破壊されたという。


なぜ国はもっと渡良瀬川の上流に遊水地を作らなかったのか?なぜわざわざ人の住んでいるここに作る必要があったのか?
それは反発運動が盛んだった谷中村を沈静化させる事を目的にしたものと思われる。要するに「うるさいから廃村にしてここに遊水地を作ろう」ということなのであった。
この渡良瀬川遊水地にはそんな悲しい悲しい過去があったのです。

遊水地といっても別にいつも湖みたいになっているわけではありません。降雨時や降雨後以外は写真のような風景が広がっており、車道もあるので車を降りて遊水地内に入る事だってできます。
多くの日本人はこの事実を知らないかもしれませんが、私は知ってしまった以上、ここを通るたびに谷中村の人々の無念を思いだすことになる。


宇都宮
お次は県庁所在地の宇都宮市。


↑スタミナ健太というマスコットキャラクター↑餃子ドッグ 佐野サービスエリアなどで購入できます

ここは下道(国道4号線)で通るとよく渋滞するエリアですので注意が必要です。
でも宇都宮に来るとせっかくだから名物の餃子を食べたくなる。これはもうしょうがない。

餃子はいいですね、ごはんがいくらでも食べられます。
ちなみに佐野サービスエリアには写真のような「餃子ドッグ」が売られてます。安くてイイ!


餃子で満腹になったら日光の社寺を歩いて運動がてら散策するのもいいと思います、下の写真に人力車が写ってますが歩いたほうが気持ちいい。


日光



日光はパンフレットの地図のところを隅から隅まで回ろうとすると相当な距離を歩くことになります、とてもじゃないが全部見て回れません。


この時は紅葉の時期を狙って行ったのが大正解でした。寺社の風景と紅葉の木々が見事にマッチしています。


いろは坂もご覧の通り、修学旅行客がいなかったのでさほど渋滞も無くて快適でした。



続いて中禅寺湖から流れ落ちる大瀑布「華厳の滝」へ!
せっかくだから大き目のサイズでそのまま写真を載せます。これはできれば写真ではなく実際に行って見て感じて欲しい、目と耳と肌と鼻で。


滝自体もすごいですがその周りの岩肌が特徴あると思います。こちら↓
柱状節理の岩肌
なお、柱状節理に関して詳しく知りたい方は下記のリンクを参考にしてください。日本のいろいろなところで見ることができます。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AF%80%E7%90%86


ちなみに夏に別の角度から見るとこんな感じです。秋なら紅葉と華厳の滝の相性がよさそうです。


これが滝の元となる中禅寺湖です


中禅寺湖の上流部分には「戦場ヶ原」がありますがこの時はなにもありませんでした。広大な湿地帯ですが時期によっては綺麗なところなんだと思います、たぶん。


男体山と戦場ヶ原

ちなみに中禅寺湖から先の金精峠は冬季通行止めとなります、日光からは群馬方面に抜けることができません、冬場の日光は下の写真のようになります、スタッドレスタイヤやチェーンがないと絶対事故りますのでご注意ください。

この時は野犬が車と競争してました。


あと栃木県といえば那須高原を忘れてはならない。
那須高原や塩原温泉のある栃木県北部エリアはなんとなく清里のような高原のレジャースポットという雰囲気をにおわせる感じです。
また、栃木県としては貴重なスキー場もこのエリアに3つある(あとは奥日光に1つ)
下記の写真はその一つ、最も福島県よりにあるマウントジーンズスキー場の画像です

普段私はゴーグルを着けませんがさすがにこの猛吹雪では必要不可欠です。
なぜならスピードを出して滑ると雪が顔にあたってそれが顔の熱で溶けます。すると顔を伝って首筋から胴体部分に入っていきます。そうなると冷たいというだけではなく、とても不愉快な気分になる。
ゲレンデでの装備は多すぎても少なすぎてもダメです。状況を見分けて快適な装備で臨むのが一番です。


たまたまだとは思いますがものすごい積雪量でした。
降雪量が多く、写真のような良質のパウダーが楽しめます。
どこのスキー場でもそうですが出発前に天候をチェックしていくことをオススメ
します、私の場合はその日の天気次第で当日に行き先のゲレンデをを変更し
たりします。
それだけゲレンデコンディションは重要であり、楽しいかキツイかが決まりま
す。
初心者の方が猛吹雪の中、顔面に冷たい雪を受けながら不安定な新雪には
まってしまったりしたら、もうスキー場に来るのが嫌になるかもしれない。
スキー人口が減少する中、経営不振で閉鎖に追い込まれるスキー場も少なく
ありません。
私はスキー・スノーボードを初めて20年近くたちますが、昔に比べるとかなりリ
フト待ち・ゴンドラ待ち時間は減ったと思います。
それはそれで嬉しいのですがなんだか複雑な気持ちです。

土日で混むはずのスキー場の食堂もこの通り↓ 

これは深刻だ!








栃木県の茨城県との県境の方をあまり回っていない自分に気づきました。
益子焼で有名な益子町・F1レースで有名なツインリンク茂木・那珂川温泉など。
栃木県はまだまだ開拓の余地がありそうです。





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