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宮城県



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宮城県。東北地方で唯一の政令指定都市「仙台」がある。また、日本三景である「松島」があるのも宮城県。
他に連想するものと言えば、牛タンと萩の月。
東北6件の中では最もコンパクトな県ですが人口は一番多そうです。←調べてませんがおそらくは。


私の住んでる秦野から宮城県に向かう場合、主に2通りの行き方がある。
東北自動車道もしくは国道4号線を通るいわゆる内陸北上のルート。もう一つはあまりメジャーではないかもしれないが常磐自動車道もしくは国道6号線(水戸街道)を通る太平洋沿い北上ルート。この二つのルートの主な違いは都市部と田舎の違いである。
※2011年3月11日に起きた震災の影響で国道6号線(水戸街道)ルートを通っての宮城入りはほぼ不可能となりました。

内陸北上ルートは川口・宇都宮・郡山・福島・白石等の比較的大規模な都市部を通過する為、様々な商業施設があり、立ち寄る場所もいろいろとある。
一方太平洋沿い北上ルートに関しては柏・つくば・水戸・いわき・相馬といった中規模都市を通過して仙台に至る。こちらのルートが個人的に好きで、数年後にはこちらのルートもいずれ全て高速道路が整備される予定になっている。

秦野から全て高速で仙台まで行こうとすると約450キロ。決して近くは無いがそれほど遠くもない。


日本三景「松島」




ちなみに日本三景とは
・京都府 天橋立
・広島県 厳島神社
・宮城県 松島

である。さらに近年「新日本三景」というものも制定されました。

・北海道 大沼公園
・静岡県 三保の松原
・大分県 耶馬渓谷

元祖日本三景が3つとも「海」にかかわる景勝地であるのに対し、新日本三景は沼・海・山とバラエティーに富む内容となっている。

景勝地には他にも「世界遺産」や「天然記念物」として国内にも何箇所か定められているが、実際行ってみると何だか拍子抜けするような場所もある。ちなみに世界遺産は自然遺産と文化遺産と、この二つをあわせた複合遺産が存在するが日本には複合遺産はありません。

ちょっと話が脱線しますが私、時宗が制定する個人的日本三景をご紹介させていただく。
・富山県 黒部渓谷
・静岡県&長野県&愛知県 佐久間湖付近の秘境地帯
・山口県 秋吉台&秋芳洞

どうだろうか?完全に個人的な意見ではあるがこの3つは世界にも通用する重要な景勝地ではないだろうか。
単純に眺望の良さだけでなく、その土地の歴史的背景を知ることで観光地の持つ魅力を引き出すことができます。そうなると旅の楽しみ方も変わってくると思います。
他に「私ならこうです」的な日本三景がありましたらメールいただければと思います、いつかこうゆう企画のでアンケートを取って景勝地ランキングとかやりたいと思ってます。


さて、話を元に戻します。
松島は海に浮かぶ無数の小島が全国的にも珍しい景色を紡ぎ出している場所である。
海岸から見るのもいいが小高い丘から見るのもまた一興である。


連休はこの付近かなり混雑します。天気がよければもっと良い写真が取れたと思いますが・・・


松島なのでさすがに松がたくさんあります。とりあえずこの「雄島」が一番有名そうな島でした。
歩くとだいぶボリュームのある島です。
松島では写真をずいぶん撮ったのでどれを載せるか悩みました。

※ここから先の松島の写真は2011年の東日本大震災の後に訪れた松島の写真になります。




一見なんの変わりもないように見えますが、津波の影響で周囲の店は大打撃を受けてそのまま廃業になった店もあったようです。



左の写真を見ていただきたい。震災によって地盤沈下してしまい、海側の陸地が少し沈んだために水の侵入を許している。
注意深く見渡すと大量の土嚢が置かれていたり、シャッターが閉じたままになっている民家や店も見えた。
今は観光地としての賑わいを取り戻してはいるが、この土地は松島が津波の威力を軽減してくれた結果、未曾有の大被害を避けることができた稀有な例である。

   
観光遊覧船に乗ると大量の海鳥が寄ってきて餌を狙っていた。事前情報を得ていたので、ここではスナック菓子を用意して乗船。
手を出していると鳥が直接食べに来るがかっぱえびせんが短すぎると指を食われてしまう。


ここでちょっと口移しに挑戦してみた。しかしこれが結構怖い。羽を広げるとかなりの大きさになるうえ、羽音が耳元に迫る恐怖は文章では言い表せない。

口移し動画1→ kuchiutsushi.wmv


口移し動画2→ kuchiutsushi2.wmv




ただ、人間様を怒らせるとこのように捕獲される。
海鳥も油断しているので素早く手を伸ばせばこのような捕獲行為は可能である。
言うまでもないが鳥を触ったあと、彼は石鹸でちゃんと手を洗ってました。
鳥インフルエンザとか怖いので気を付けましょう。

捕獲動画→ hokaku.wmv

鳥と遊んでばかりいたが、本来は松島の遊覧観光です。あまり写真はありませんが、こうやってうみから島を見ると普段とは違った印象です。左の写真の水面と陸地の接触部分を見ていただきたい、いくつか穴が空いているのがわかると思う。
これは海食洞と言って波の侵食が長い年月の末作り上げたものである。他にも福井県の越前海岸などで見ることができる。



松島観光のついでに寄る方も多いと思うが、ここはなかなか面白い。手堀の隧道、いや、洞窟?がたくさん存在している。


明治時代の手堀隧道とかは大好きですが、ここは交通用の穴ではない。昔は僧がここにこもって修行をしていたようです。


なかなか写真が映える場所である。人によってはマイナスイオンが出ているとか、パワースポットだとか言う人が居そうな場所です。
ここはいつもと違い、社員旅行で訪れました。あまりガイドさんの話を聞いていなかったのでここが何なのかよくわかってません(笑)






JR仙台駅


ここは仙台駅。来るたびに駅構内の様子はだいぶ変わっており、シンボルだった伊達政宗の像はもう今はなくなっている。


とりあえず仙台に着いたので名物の牛タンを喰らう。牛タンはそれほど好きじゃないけどなぜか仙台に来ると食べなければならないような気がして食べてしまう。
右の写真は駅構内の伊達政宗像です。伊達政宗に関しては「独眼流正宗」として有名だが、仙台では青葉城でその歴史を紐解く事ができる。散策にちょうど良いのでオススメ。



伝統工芸 秋保こけし造り体験




秋保温泉郷の近くに、伝統工芸を体験できる場所がある。
今回私はこけし作りを体験したが、他にハンカチ染めや漆箸造りなどの体験教室もあるらしい。
職人肌にはほど遠い私も、いい機会なので気合を入れてこけしを作ってみた。
しかし、小さな本体に筆で書いていくのは本当に難しい。
何とか修正しようかと努力したが、一度書いたものは消えず、最終的にふざけて作ってしまった。



これより下にスクロールすると 呪われたこけしが 表示されます。十分にご注意下さい。












こけしってかわいいですね。

作る人の個性がよく出る作品だと思います。
繊細な筆遣いとその人の性格、それに美的センスも問われると思います。

私は中学の時美術の成績は確かずっと「3」でした(10段階評価で)
未だに絵を書くのは得意ではないし造形物を生み出すことに関しては全く慣れていない。
ITコンテンツであれば、もうたくさんの作品を作成してきた私。
でも、伝統工芸を素人が決して真似ができるものではなく、
私はこけし職人のことを心から尊敬する。








     
            BEFORE  →  AFTER




 



こけし とは。

江戸時代から湯治客に土産物として売られていた他、人形玩具として幼児が握りやすいように形状が工夫されたものを指す。

伝統こけしについては産地・伝承・形状など、いろいろな要素があり、10数種類に細分化されている。

こけしの由来については諸説あり、子化身や子消しなどの字があてられることもあり、昔は子供を孕んだのは良いが、医学が発達していなかったこともあり流産が多かった。
そんな「生まれてくるはずの子供」を供養するために各地で作られたとも言われているが、生まれても高熱や風邪、伝染病などに抗体も持たない乳幼児の死亡が多かったのもこけしが作られる要因だったのかもしれない。

今回の体験教室では絵を書いたあと、本物の職人さんがラッカー(ニス?)を塗ってくれて完成となる。
何だか無表情で仕上げ作業をしてくれている職人さんを見ていると、とても申し訳ないような気がしてきました。
私の作ったこけしは、秋保の伝統こけし侮蔑するような内容であったかもしれない・・・・
まあ、これは何か呪われてそうだし、玄関に置いて魔除けとして使えるかもしれません。

みんなのこけし→ kokeshi.wmv




丸森町



そしてこれから向かうのは「丸森」
実は丸森駅のほうに友人が住んでいる、そんな関係で丸森駅へ移動。超個人的なレポになります( ^∀^)


丸森駅



写真左:2005年7月17日(ここでご飯食べました)
写真右:2010年3月21日(営業中でしたが今回は食べませんでした)
上の二つの写真はほぼ同じ位置から撮影したものですが何だか色々と気付く点があるがあえて触れないこととする。
次に来たときはどのようなっているんだろう?もしまたここに行くことがあったらこのページを更新してレポします。

列車のダイヤが薄い

ちなみに丸森の隣には阿武隈駅がありますがここは川下りで有名です、無人駅ですがオシャレな雰囲気のロッジ風な建物もあり、連休にはここで眼下に阿武隈川の渓流を見ながら軽食を取ることができます。


仙台空港


そう言えば先日(2010年3月19日)仙台空港の展望デッキをリニューアルオープンしたとのことで、ついでに寄ってみました。
なんだか地方の空港でもすごい立派なつくりで感動しました。何と言うか皆に愛される空港といった感じです。

私が行った時はドランゴンボールのショーをやってて親子連れがたくさんいました。着ぐるみだと表情の変化が無いので動きで表現するしかない。結構難しい演技を要求される仕事だと思います。右の写真は地元の中学生が作ったダンボールガンダムです。

いや〜、活気があるし綺麗だし、また来たくなるような空港です。先日訪れた空港とは全然違います(福井空港)
福井空港

※東日本大震災の時は仙台空港を襲う津波の映像が何度も流されていました。
あの時、空港に取り残された人々は3階の1部屋に集まり救助を待っていたと後で知りました。2階部分にも水が押し寄せたようなので、出来たばかりの空港も大惨事だったようです。


さらに最近できたと思われる三井アウトレット仙台港にも寄ってみた。

なんだか御殿場アウトレットに似てました。ここ最近はいろんなところにこういった巨大なショッピングセンターのようなものが多くなっていると思います。土地の安い郊外に進出しやすいんでしょうか?


宮城県へのルートはいくつかあるが、個人的に好きな道は太平洋沿いを走る国道6号線(水戸街道)
いくつか道の駅もあり、車中泊・テント設営にも適している。

テントは芝生に限ります。アスファルトだと硬くて眠れない。

宮城は相当気合がないと日帰りは無理です。というかそんなことしようとも思いません。
てなわけで途中のとある道の駅で恒例のテント設営。
このテントですが雨の日に使った場合はちゃんと干しておかないとカビが発生してしまう。
臭いが不愉快なので時々広げるようにしています。

最近は旅のときに宿を取ることが多くなったが、テント泊と大きく違う点がある。
宿に泊まると風呂もベッドもついていて非常に快適だが、チェックインからチェックアウトまでで多くの時間を浪費してしまい、ついついゆっくりしてしまいがちである。
その点、テント泊であれば車のすぐ横に設営してトイレの洗面所で歯を磨いて寝るだけ。別にテントでなくても車中泊でも同じこと、車中泊ならテント設営の手間も省ける。もちろん無料。
快適を取るか手軽さを取るかの違いであるが、それ以外にも重要なことがある。

テント泊や車中泊は宿に泊まるのと違い時間が自由という点がある。私の中ではこれが一番重要。
日中に都市部を通過するのは移動時間の浪費となってしまい効率的ではない。
宿に泊まるとなると遅くてもチェックインを22時頃までに済ませなければならない、別にそうしなければならないと言うわけではないがあまりにも遅いチェックインだと大抵疲れていてベットで熟睡してしまう恐れがあり、旅のモチベーションが下がってしまう。これが一番怖い。あまりにも快適であるがゆえに、いろいろなことが面倒になってしまうことが弊害なのだ。

テント泊や車中泊であれば時間の使い方は自由、疲れたら寝ればいい。最低限の疲れだけ取り夜明けとともに行動開始できる。
車での長時間移動は実は夜が一番効率がいい。高速道路も一般道路も夜間はほとんど渋滞しない=交通量が少ないわけで目的地に少しでも近づくことが出来る。




続いては宮城県の内陸部分を少し紹介します。
ここは県西部にある大黒天。蔵王山からすぐ近い場所にあります。

山肌が剥き出しになっており結構迫力があります。右の写真に青い部分が写ってますが単なる岩でしょうか?何かの鉱脈に見えます。


ここは刈田岳の登山口にもなってます、この山は山形編で紹介してますので興味があある方はこちらをご覧ください。

大黒天はちょっとマイナーな景勝地ですが結構絶景写真が撮れるので、穴場スポットかもしれない。蔵王から白石に抜けるルートとしても使えるかもしれないが、ここは是非素通りせずに寄ってみて欲しい。

なんだか登山してないのにこんな山岳風景が取れるとはちょっと得した気分になります(^^ゞ



上の写真は「エコキャンプみちのく」にてアラバキロックフェスに行った時の写真です。
ここは会場がものすごく広く、端から端まで歩くと20分以上かかりました。
このライブに関しての詳細レポートはこちらで詳しく書きましたので見ていただければと思います。



私の紹介はここまでとなります。宮城県はさほど大きくない県ですがまだまだ魅力が多い県だと思ってます。
個人的に気になるのは数年前に廃線になってしまった「くりはら田園鉄道」通称くりでんである。ここは鉄道マニアでもない私でも見事な田園風景で人気を博していたことは知っている。
ゆくゆく調べてみると操業90年での廃線らしい。終点駅は「細倉マインパーク前」ですが、名前から察するとおり、昔は炭鉱が栄えておりその物資を運ぶ役目も担っていました。
それだけ地域に密着していた生活鉄道がなくなってしまい、地域はどのように変わってしまったのか。終点の細倉マインパークはまだ営業しているのか?など気になります。
次に宮城に来たときは県北部を周ろうと思っています。


それではラストの一枚。これは「エコキャンプみちのく」の近くになる道の駅にあるアイス屋です。
店構えからして只者ではなく、売り手の情熱が伝わってくるようである。

写真を撮っていたら声をかけられたが買いませんでした。

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